子供とは物心つかないうちから身近な人の真似をする。
おままごとや、自分より小さい子を見つけては面倒をしたがるのもママの真似をしたいからだ。
多分そうやって真似するうちに性格も似ていくんだと思う。
物の見方とか仕草、衝動的にやってしまう行動とか。
私は見事に母のコピーだった。
母にも良いところは沢山あったと思う。
ただ人の印象に残るのは良い行いよりも悪い行いをした時。
絵なども同じだと思う。
キリストやマリア様や優しい色合いで描かれる宗教画よりも人の邪悪な部分を書きだしたグロテスクな絵のほうが心に衝撃を与える。
だからつい最初に思い出される母の印象も嫌な部分になってしまう・・・いやぁごめんね。
母は美容師という職業から女性との陰湿な戦いが多かったんだと思う。
だからか自分より綺麗、目立つ人、業績を認められた人のことを忌み嫌った。
悪口を言い、評判を下げようとする。
自分を守ろうとする思いが、妬みがそのまま行動に出ていたんだろうな。
そしてそれが日常においても当たり前になってしまった。
ママコピー小学生の私も同じ。クラスの人気者になりたい、みんなにすごいとおもわれたい。
だから人気の高い子や自分が得意とする分野で目だった子に対して執拗に妬み、文句を言う。
でも女子の人気の高い子って計算高い子が多く、同じことは互いに繰り返される。
まぁ性格の悪さもあって私が人気者になることは決してなかったけどね。
そんな性格を保ったまま中学になる。
中学は私立だったため昔の私を知るものなどいない。
ちょっといろんな負い目があった私はクラスの人気者になろうなどとは思わなかったけど性格はそのまま。
まぁ小さなグループのトップには君臨したいと思い、相変わらず嫌な態度はしていた。
嫌いな子の悪口をそれはそれは言いまくっていた。
陰で言うのは当たり前、たまには表立って相手を傷つけようとしたり。
残酷だな子供時代。
思い出すとそんな自分が情けなくやりきれなくなる。
何とそんなに戦っていたのか・・・多分自分の弱さだろうな。
孤独になりたくなくて、でも結果、孤独を増発させたりして。
なんだかんだ自分の心と戦っていたんだな、そんな自分を抱擁してあげたくなるよ。
急に現れ急に抱擁すれば「なんだコイツ」と突き飛ばし、逃げるであろうな若き日の自分。
そして私は痴漢扱いされ、警察に連行され・・・・・。
妄想はいい、妄想はっ。
本当にその時の皆さんすみませんでした。
しかし中学も3年になり思春期を通じコピーからの脱出を図ろうとしたのか、本当の自分が顔を出し始める。
祖母の家に一人で行ったとき、そして家で母が言う他人への文句を聞いているのが嫌になったのだ。
どうして人ってこんなに人の嫌なところばかり見ているんだろう。
楽しくないし、聞いていてなんだか辛い。
嫌なこと見て、悪口言って、人の足引っ張って・・・・全部やられたくないんですけど。
コピーからの脱却を図る。
彼らの文句に対し、文句を言う。
「余計な文句は聞きたくない。」
本当に何か嫌なことをされた時はそりゃぁ文句も出るよ。
でもただの妬みで他人を蔑むなんてやめにしよう。
自分がみじめになるだけじゃん。
私はこうやって徐々に自分の言・行動や思いに興味を持つようになっていった。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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