学生時代、勉強嫌いだった。
特にテストのための勉強。
なんと言っても私は暗記力が非常に悪い。
暗記力がないから日本教育で良い結果を残すのは皆無に近い。
しかし授業すべてが面白くなったわけではない。
先生によって左右されるということは本当にあると思う。
中学生2年生だったが、その時の歴史の先生が好きだった。
彼自信、歴史が好きで教科書に載っていない余談や彼自身の考えを物語調で語るので中にずいっと引き込まれる。
そんな時に哲学にちょっと触れた。
ギリシャ時代のソクラテスだ。
彼が後世に残した「無知の知」という言葉の偉大さに仰天した。
この時の私は出しゃばりで知らないことを知らないと言えず、嘘をついてまでも自分の意見を作り上げていた。
そんな私に新しい世界を開いた一言。
「知らんことを知るがいい」
もう強烈に惚れたよね。
知らないことを知らないと言える強さ。
そして実は知らないことだらけでそれを知ろうともがこうと化学や研究が行われている。
世界のことはなんでも知っているとという調子で教科書やテレビはいろいろと唱えるけど、数年したら説が変わるなんてことはよくある。
そのくらい世の中にはあいまいなことが多い。
一度、英会話を習っている時、クジラの話になった。
グリーンピース同様、日本のクジラ捕獲に対する反対意見だ。
カナダ人の先生は「クジラの数が〇%ずつ減っている」とかそんなことだったと思う。
「でもクジラの動きは不思議が多い。人間が本当にクジラの全体数を知っていると思ったら大間違いだよ。」と私。
地球の陸地は30%、海は70%。
どうして陸地に住む人間が海の70%すべてのことを知ることができるのだろう。
私は本気でそう思っていたし、先生はこれで無言になってしまった。
無論、私は日本の捕獲方法でクジラを食べていいとは言っていないし思ってもいないことだけは付け加えておこう。
最近、日本は国際捕鯨委員会(IWC)から脱退したけどね。
夫であるミーアはニュージーランド人だ。
もし目の前でクジラを食べたらそれはそれは反感を食らうし、別に好物じゃないからあえて身内論争を起こそうとも思っていない。
ちなみにミーアは馬刺しもだめだが、母が熊本出身だけにレアだがチャンスがあれば口にしていた。
熊本産はうまいからね。
とにかく私はこの無知の知ということを知ったことが、自分が無知であることを受け入れるきっかけになった。
そして自分が知りたいことについて学ぼうと思った。
きっと事の100%はわからないだろうが、自ら学ぶことで満足するし、もっと学びたいと思うし、また無知から来る不安と葛藤が落ち着くこともあるのだから。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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