20才を過ぎるころには様々な場所から話を聞いたり、自分の体験をもとに憑依されやすい体質であることは知った。
今、40代の私が持っている知識から言えば「憑依されやすい体質」という言葉自体に疑問を持つようになっているのだが、その時は本当にそうだと思っていた。
一人暮らしを始めたお陰で毎夜11時57分に聞かされていたラップ音からは逃げることができたが、相変わらず金縛りにはあうし、体が動けない状態で目に見えない存在からの攻撃もあったりした。
見える物体からはストカー被害というのもこの頃あったな。
ある日、一人でいることを異常に嫌う私が一人で夜の時間を過ごしていた。
多分、予定がキャンセルになったとかそんな理由だろう。
ビールやサワーを飲んで一人酒しながらTVタイム。
一人でいる寂しさを紛らわせるために「はよぉー酔って寝てしまえ」作戦だったのだ。
にもかかわらず、かかわらず、興味心とは怖いものだ。
宜保愛子さんのテレビを見てしまった。
「だめだよぉ~、だめだよぉ~」と思いながら酔った頭では「いいじゃないかぁ、いいじゃないかぁ」とも唱えチャンネルを変えることなくつけていた。
そしてこの頃、宜保さんバラエティで面白おかしく放送していたこともあり、彼女の霊感をちょっぴり疑っていた。
だから「どうせヤラセなら大丈夫。」という気持ちも働いていたんだと思う。
もう詳細は忘れてしまったが、家族からの依頼で亡くなった女性の霊を宜保さんに降ろし、彼女の口を通じて思いを語るという感じだった。
それを見ていて霊の悲しみが伝わってきた。
私に・・・・。
突如、号泣し始める。
何も悲しい思いなんてなかったのに、急にテレビを見ていたら感情が乱れ、思考は止まり声を荒げ大量の涙。
困惑する自分、でも涙が止まらない。
なんとも言えない思いが私を取り囲み、代わりに泣いているかのよう。
そんな自分を冷静に見ている自分もいて、傍から見たらただの情緒不安定に見えるだろうとも思っている。
ただどうすることもできぬまま号泣に体を許してしまった。
それから一週間気分が重く、不眠症になってしまった。
つい自分が代わりになってあげれば霊も成仏できるかな?なんて優しい心を思ってしまうこともある。
今は全くないし、まず霊に対する思いが以前とは違う。
ただこういう優しいような怖い気持ち、一人でいたくないという不安がいろんな体験を呼び込んでいたのだろう。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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