「あなたの短所を教えてください」
そう質問されればそれが的を得ていなくともスラスラ出てきやすい。
しかし逆の質問をされると状況は異なる。
「あなたの長所を教えてください」
一旦思考回路が止まり、うまく出てこない。
うーんとうなりながら紙に向かうも、ペンが進まない。
もしかしたら欧米の人は逆かもしれない。
多分、文化の違いもあると思う。
他人との共存、和を重んじる日本ではみんなとうまくやっていくためのコツを教わる。
そして他人に迷惑かけないようにと自分の行動に後悔する経験から自分の短所に気づきやすい。
しかし長所と言われてみると、つい自分で自分を褒めることはどうかと思い、頭に出ても言葉にしていうのはたやすくなく、その習慣がないからこそポンポン出てこない。
しかしミーアは自分で自分のことを「優しい人」とすぐに口に出来た。
「優しいかどうかは他人が決めることなんだよ」と最初はその発言に顔を引きつらせた私だが実際ミーアはとてもやさしい。
そして彼は自分の良いところを見つけるのが得意で良くない点は見て見ぬふりをしようとする。
だから文化の違いはあると思う。
あるとき、「長所を20個書いて」という問題を出されたことがあった。
これはこれは大変な作業だった。
とりあえず「どんなことでもいい」と言われる。
最初は小っ恥ずかしくなかなかペースが上がらなくとも、どうせ見られることもないだろうと割り切ると少しずつペースを上げることができた。
そしてそれがすべて的を得ているかどうかに限らず自分を肯定するという安心感を得たのを覚えている。
短所は書きやすくとも自分の長所は頭に浮かびにくいなんて、なんと自分を否定しながら生きてきたんだと思う。
時を得て、私は自分を大切にすることに観点を置いて生きている。
自分の嫌いだった点を瞑想や体験を通し、受け入れて解放して新しく変換をしてきた。
長ーい、長ーい時間をかけてね。
今の私は胸を張って長所を沢山すらすら言えると思う。
それだけ自分のことが好きになったっていう証拠かな。
真実
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
プロフィール