28日目:
8時半にお目覚め。にも関わらず美しい日の出が楽しめるマドリッドの朝。
今日は成田空港の本屋で見たスペインガイド部ブックで見つけたプラド美術館に行きたい私。そしてミーアは最後のスペインピザを楽しみたい。まずは9時40分プラド美術館に向けて出発。
地下鉄が充実しているマドリッド、美術館までも地下鉄で。路線図も日本首都圏地下鉄と似ており、初めての気がしない。
乗換案内も似ていて、電車も7分以内に次のが来る。乗継を繰り返しながら出発から40分で問題なく美術館最寄りの駅、バンコデエスパニャに到着。
地上へと上がりその風景にびっくり、東京駅を感じさせる大きな建物ばかり。カナリア諸島から来た田舎者、都会を実感する。古く趣のある建物などはやはり芸術の国スペインといった雰囲気。ここから文明の利器、グーグルマップのお世話になる。
中庭的なプラド通りは歩行者にやさしく緑も多く、銅像も素晴らしい。無事、プラド美術館に到着するも、日本語での案内板にちょっと冷めてしまう自分。
チケット売り場には多くの人が並びつつも、手際よいチケット販売で早々にゲット、一人15€。
美術館好きの私は興奮しないはずがない。ガイドは多国語用意されており、さきほどは冷めてしまったものちゃんと日本語版をゲット。
美術館は思いのほか広く、メイン通路の脇に多くの小部屋があり、また地下も二階もある。全てをじっくり見ていたら1日では足りないであろう。
ここには「裸のマハ」など有名な絵も多く飾られている。それを生で見られるというのはやはり嬉しい。
さぁて最初は集中力もあり、じっくりと印象を読み取る。目や手の書き方や皺の描き方、巧みな技を凝視。
いろんな絵画の中でも目を引くのは赤。400年以上たった今でもその鮮やかさは失われていない。高貴な色とされる理由がよくわかる。
絵は肖像画、宗教画、風景画、風俗画など様々。家族を描いた絵画は顔が似ており、DNAを感じる。またその顔を1つ1つを見てみると今での同じような顔の人はいるなぁとだんだん、違った思いで絵画を見る。
だけど、インパクトとして残るは人の暗い部分を描いたもの。ゴヤの作品など本当、イメージとして頭に焼き付き、自らの感情もいろいろと動き出す。
他にも様々な絵に衝撃と違和感、感動を覚えながら小部屋をあちこち移動していく。
気づけば13時過ぎ。小腹を空いたので館内レストランへと移動。
今まではいろんな言語が飛び交いながらも静けさがメインで絵画鑑賞を楽しむエネルギーに包まれていた。しかしここにて一気にカオス。皆の意識は食事から会話やら近くに設けられたお土産屋やら千差万別、急な変化に軽く自分を見失いそうになる。
高いとは覚悟していた館内レストラン、しかし値段はそれ以上に高かったので、二人でチョコマフィンとコーヒーをシェア。ある程度の値段を出したこともあるのかマフィンはなかなかな同じで、コーヒーとの相性抜群。我ながら良い選択。
絵画鑑賞へと戻るものの、一度切れた集中力は戻て来ず、1時間ほどで美術館を後にする。
美術館の中庭も美しく、向かいにある教会に行こうと思いつつも門が閉まっている。地図を見ると近くに公園があるので行ってみよう。
目的の場所だと思われた場所に到着すると思いもよらぬ有料に入るのを拒否。その後、グーグルマップで現在地を確認すると目的の公園は別の場所だった。よかった諦めて入園しないで。
公園は代々木公園を思わせるかのような広くて緑が多い素敵な場所。紅葉も始まり、鳥たちとも遭遇。豊かな風景を目に持参したおやつで軽食タイム。
マラソンや昼寝にパーティ、皆も思い思いに楽しんでいる。
トイレが近い私、ここでも体は要求する。公園だからそこいらにあるだろうと思ったのが間違い。
どうにか見つけた公園内の近代美術館のトイレに並ぶも10人以上並びトイレの進みが非常に遅い、もう無理と外に出て、イラつきを爆発させる私のためにトイレ探しを必死にするミーア。
その甲斐あって、近くにトイレを発見。こちらは並びも少なく無事、用を足せた。スペインは日本と同じトイレ事情とはいかないので、ご注意を。
少しの町ブラを楽しみ4時過ぎ。そろそろ宿に戻ろう。行きは問題なかった地下鉄。しかし最寄りの駅では現金が使えず、次の駅まで歩くことに。
隣の駅では問題なくチケットが購入でき、宿最寄りのバラハス駅へ無事戻ってきた。
お土産と最後のおいしいワインやフルーツを購入へとスーパーに向かうとなんと閉店。
今日は日曜日、なんとマドリッドともあろう大きな都市でさえ日曜日にスーパーが閉まるとは。それも小さなスーパーじゃない、大きなスーパーなのに。
近くの小さめスーパーへと向かうも残念ながらすべて閉店。開いているのは昨日の中国人経営の商店のみ。
はぁー、買いたかった自分への家族へのお土産が購入できず落胆する私達。明朝、成田へと出発する身、貴重な品々をゲットできず。
仕方ないと思いつつも、ありがたいと感じながら昨夜利用した商店でビールを購入。
ミーア希望のピザ屋は今日も開いていてよかった。ミーアチョイスでちょっと多めにMサイズ2つ注文。熱々ピザを抱えて急いで宿へ。yummyピザをお腹にいっぱいにいただき10時頃、スペイン最後の眠りへとベットへ。
朝5時40分に自然と目が覚める。7時前にチェックアウトを済ませ、空港へ。チェックインは混みあい1時間もかかってしまった。別れを惜しみ、マドリッドを出発し、経由アブダビ空港へ。
3人席に二人で座れラッキー。アブダビから成田間もこれまたラッキー、3人シートを二人で利用。長時間フライトでは広く使えることが本当にありがたい。そして複数の機内食も外れなし。やっぱりいいね、エティハド航空。
飛行機は若干遅れ13時、成田空港に無事到着。
多くの歴史や自然、そして合気道を通し地元の人々と交流できた。そして自分の固定概念を覆し、過去世に出会えた素晴らしき旅。
いろいろあったけど今は官舎の気持ちしかない。やっぱりスペイン、ここは私達のエネルギーの源に近い場所。またすぐに戻ってきます。
ブログには旅のもっと詳しい状況を掲載しています。
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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