著：大橋弘祐

最近はもっぱらプライムリーディングで読書。

以前読んだ本に沿い本が紹介されるためか啓発本ばかりになりなかなか面白い本が見つからないとしばし諦めていた。

小説が読みたいと念を送ってみたら紹介ページに現れた数冊のうちの１つ。

思いは通じるものだね。

ドラマ化された本。表紙下部の俳優写真でなんとなく知っているような・・・。

でも内容は全然知らなかったので試しに読んでみよう。

朝、目覚めたら

嬉しい気持ちになる

目覚めることの当り前さ

太陽はまた空を明るくしてくれる

晴れでも

雲でも

雨でも

ちょっとした偶然に巻き込まれることが

いいことに繋がるのか

悪い結果を生むのかはわからない

先を見通す力はさほどないし

直感っていうものが

うまく働く時もあれば

小さな起点と大きな起点が

会いまみれて

宇宙が生まれた

最初の小さな小さな出来事は

ずっと何かを我慢していたような

ずっと何かを計画していたような

初めて動き出す決意が現れていた

鳥に囲まれたら怖った

カラスならとにかく

雀の大群でも

大群で襲われると

それはそれは

かわいいから

グロテスクへと変わり

嫌なことがあったの

受け入れられなかったの

だけど反抗できない立場で

その状況はまだ続いているの

だからストレスが募るの

何年も何年も

著：水野敬也

彼の本は非常に好きだ。

ジョーク口調で読みやすいし、物語のようで啓発本になっている。

さらに共感できることが非常に多く、自分が言葉を利用してうまく伝えられないことを見事に説明していると感心してしまう。

その中でも「運命の恋をかなえるスタンダール」今のところ、彼の本で唯一涙した本。

遠くに飛ばされそうな強い風

いっそ、このまま飛ばされてしまおうかしら

それともふんばり耐えようかしら

今も私にふんばる力は残っているのかな

生きていくことの大切さ

わかっているから

下手な言葉は口にしない