9日目:
寝心地の悪かった夜。実はここ数日頭痛があり、寝ているとき、咳していることも。もしかしたら風邪?そこにストレッチ不足の体の悲鳴が重なって最悪の就寝となったのかな。そんなこともあり起きても体は重く、心配するミーアは布団で休むことを勧めます。昨夜のうちに私たちはここにもう一泊することを決めていたので、今日は無理せずゆっくり過ごすことに。
ゴロゴロのお陰で少し軽くなった体で外に出てみると清々しい空にタラナキ山山頂が今日も顔を出しています。布団を干したり、洗濯物したり最低限のことをして過ごし、また今日はしっかりと多めにストレッチ。夜は大好物のパスタで締めくくります。
10日目:
翌朝、まだまだ体は重く頭痛はひどく。瞑想してシャワーを浴びてリフレッシュ。今日は移動の日。ガソリンスタンでエンジンオイルを足し、タイヤのエアチェック。ミーアは大好きなキャンパーへのお世話を忘れません。
スーパーで最低限の買い出しをして、トンガリロナショナルパークを目指します。元気なない時に移動は幸い。車でゆっくり体を休められるチャンス。昨日までは晴れ渡っていた空も気づけば雲がモクモク。山と牧場しかない道を北上し、頼りがいのないトンネルを抜けて、国道にも関わらず舗装が悪い道を進みます。馬力弱めキャンパーでミーアも運転が大変そうです。
長時間ドライブ、昼近くになりトイレがある場所でランチを試みましたが、考えることは皆一緒。先客がおり、混み合いは御免と通り過ぎます。その後、トイレがある場所は期待できなかったので適当な広場で停車&ランチ。体を温めるために購入したカップラーメンが功を奏し、汗が滴るほど体が一気に温まりました。
ドライブを再開すれば山道、牧場道はこれでもかと続きます。ニュージーランド田舎旅をすれば一番目にするのはこの景色なんだけど。ナショナルパーク周辺の町に到着し、ネット回線を繋ぎ、本日の宿泊先を決めることに。ナショナルパークはスキー、登山観光として非常に有名な場所。そのため値段も高め設定。利用を避けたくなりますが、私の体調のこともありホリデーパークを利用することに。
ナビに沿い、進んだ先にありました今日のパーク。
しかし目を疑います。どうみてもここホテルでしょ。それも高級そうな。名前が同じだけで別の場所に来てしまったかな?ミーアがオフィスでチェックするとここで合っていたみたい。利用できるのは駐車場。確かに駐車場にいくつかのパワーサイトが設置されています。利用できるキッチン、シャワー、トイレ施設はホテル内のものを利用。初めての体験だ。見える景色がホテルだなんて。
気づけば周辺は雨で温度も下がり、温かい服へのチェンジします。夕食を作るためにキッチンに向かえばそこはレストランの奥にあり、行きも帰りもレストランを通るわけで。自炊して出来た食事を持ってレストランのお客さんの前を通るなんとも困惑な気持ち。食後は再びキッチンに戻りお皿を洗って戻ってくる。まぁホテルパーク宿泊ならではのおもしろ体験ということに。
天気予報を調べてみると明日は晴れて、明後日からまた雨模様。ならば足はハイキングを楽しみたい。体調もよくなりますように。
11日目:
昨夜は雨も降り、寒さを感じました。しかし朝起きて外の様子を眺めると霧は引き、青い空が見えています。これは期待できる。昨日は雲で見えなかった周辺の姿。雲が引けばそこには存在感ある大きな山。体調はというと頭痛はまだ少し残っていますが、体のだるさが消え、今日はハイキングが出来そうです。
いっぱいかいた汗を流すべくシャワーへと向かいます。先手のマイクの話を聞くと、シャワーは会議室隣にユニットルームみたい。聞けばこれぞ高級ホテルというほどの水圧で、熱々お湯が楽しめるみたい。期待大な気持ちでシャワーセットを持ちながら今日もレセプション、レストランを通り過ぎて向かいます。中に入ると清潔感ある広々空間。そしてシャワールームに入りそのお湯を楽しむと。なんじゃこりゃっ、これが本物のシャワーというものか。お湯の温度の微調整も聞くし、水圧が強いお陰で体全身にお湯を浴びることが出来ます。ずっとキャンプ場のシャワーに頼ってきた私たちはその熱さを勢いに圧倒され、ここまで現れるのでした。高い利用料に不安がありましたが、十分なお湯を堪能し、これはこれで満足させていただきました。
10時のチェックアウト共にパークを後にすると雲は高く薄く空に広がり、周りの美しい山景色を楽しみながらドライブが開始です。
ここは来たことがないと思っていましたがミーアの話だと来ているみたい。ミーアの思い違いだろうと高をくくっていましたがナショナルパーク入り口に到着すると見覚えのある宿にIsiteで思い出しました。前回は南下しながら訪れた場所。今回は北上して到着したので、利用した道、風景が異なり初体験とばかり思っていましたが、実は今回は二度目。前回は川べりで二人そろってサンドフライに刺されまくったのでした。
Isiteを過ぎると山頂までの道が開門されていることを知り、これは珍しいとばかりに上まで進むことに。山頂に近づけば周りは見たことのない景色。木々は減り、黄色い植物がへばりつく岩だらけの道。初めて見る風景に心も目も虜。頂上近くの駐車場までくれば周辺に冬期用宿泊施設が現れ、人工的な建物に囲まれます。
観光バスも止まっているほど思っていた以上に人はいます。頂上まではリフトで行くことが出来ますが、思いがけない高額料金に断念。小さな贅沢とばかりに展望カフェでコーヒーを購入し、景色と共に楽しみます。
下山途中、ハイキングマークを見つけて停車。ここからいくつかのハイキングコースがありますがほとんど長め。「丘の頂上まで行って折り返そう。」とミーアのナイスアイディアの元、念願のハイキングスタートです。
ハイキングといえば山をイメージしますが、ここではゴロゴロ岩の上を行きます。道などが明確にあるわけでなくただ道案内のポールが立っているだけ。このポールを目印に思い思い自分なりのコースを進みます。
岩の上の黄色い植物はどうやらコケみたい。他にも乾いた土地に生命宿す力強い子たちに出会います。しかしここから見る景色は初めて目にした地球とは思えない情景。私たちは「マーズ」と命名。
雲は少なく日差しは強いのですが、風が強く寒い。行く手が岩道だけに足元も悪く注意が必要です。下り、平地を進み、次は丘上に立つべく登りです。転んだら痛そう。ここは慎重に。到着した丘の上からはまた別の景色。岩山の先には緑多き山々が広がっています。そしてここから見えるトンガリロ山は最高。道路などの人工物の邪魔なくマーズ景色そびえる姿。圧巻。昨日の雨のあり、山の途中途中、小さな滝の流れを見ることが出来ました。
見返す度に驚きを与えてくれる見飽きない景色、離れるのは惜しいですが、またいつか訪れることを願い復路へ進み、無事ハイキング終了です。下山後、Isiteに戻ってみるとここからもいくつかコースが楽しめるみたい。これは次回の楽しみに。
旅も終わりが見えてきました。前回、旅の帰りに立ち寄ったロトルア友人宅に水着他忘れ物をしてしまったので、それを受け取りに戻る必要があります。週末の来訪を希望され、今日は木曜日、手前のタウポシティで一泊する予定です。
安全運転第一のんびり運転、これは私たちのスタイル。その甲斐あってナショナルパーク周辺の自然豊かな景色を堪能。美しいその姿にシャッターを切る回数も増えるというもの。
山景色から小さな湖越えて、その先に広がる大きな湖、タウポが見えてきました。今日予定しているキャンプ場は北。湖横目にどんどん進みます。
昨日、有料パークで奮発したこともあり、今日は大人しくフリーキャンプ場利用です。
センターシティ近くの湖沿い駐車場は夜の間、フリーキャンプ場として利用できます。他のキャンパーが既に停車していたので、自分たちもそこに混じります。寒そうにも湖に入る人々、ベンチで話を楽しむ人、餌を求めて大量にやってくるアヒルと数羽の黒鳥。今までの景色とは大違いの都会の景色。
折角の町ということもありお寿司を食べたかったのですが、大好きなチェーン店は見つからず、もう半分飽きてきているKFCをいただく。気づけば周りはキャンパーでいっぱい。しかし夜騒ぐものもおらず、治りかけの体のことを考えて9時には就寝です。
ブログには旅のもっと詳しい状況を掲載しています。
真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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