12日目:
昨夜は早めに布団に入ったこともあり、7時前には起床。まだ喉の痛みは感じつつも体は日ごとに回復しています。
そんな私との相反し、ミーアは起きるのが辛いみたい。うまく眠れず布団でグタグタ。あれっ?これってまさか。布団から出てきたミーアの顔は浮腫んでいて一言。「風邪ひいた。」なんと、私の風邪が移ったようです。
パークは9時までに出る必要がありますが、まだ時間もあるので、休んでもらうことに。しかし、ミーアの体調は悪化し、吐く状態にまで至ります。これは私よりもつらい。血色も悪く、フララフなミーア。9時に出発なんて無理なんて話。まずは彼に静養を取らせなければ。彼をおいてキャンパーを離れるのも心配なので私もできるだけキャンパーで過ごします。
9時はとっくに過ぎ11時を回りましたが、吐き続ける彼。予定では今日、ロトルアの友人宅に行く予定ですが、急きょキャンセル。昼前にはほどんどのキャンパーが去っていきましたが、正午すぎればまた別のキャンピングカーがちらほら登場。とりあえず誰にもとがめられることなく同じ場所に停車しています。
吐いてばかりで何も口にしていないミーアが心配です。エネルギーがどんどん奪われていっている状態、これで本当に体調は良くなるのだろうか。とりあえず消化のよいバナナを勧めてみたら数口食べられ、吐き気にも襲われることがなかったので何度か口にして、栄養補給。
夕方近くなりもう今日もここで一泊でもいいやと心を決めた私ですがミーアは移動してシャワー浴びたいとのこと。それにもしてこんな体調で長距離移動は無理なので、近郊でホリデーパークを探してみます。タウポも観光で有名な場所。となればホリデーパークは当然高め。とりあえず前回のザパークと同じ一人20ドル(キャンパー一台2名利用:40ドル)を見つけてここに移動することに。
途中、風邪薬、スープなどを購入してホリデーパークに到着です。
こじんまりしつつも施設が整い、清潔感あるパークです。チキンスープにスリミを入れて、胃腸に優しくミーアの体を温める作戦は成功。
体が温まり元気を取り戻したミーアは仕事をしようとしましたが、ここでぶり返されては困ると布団に戻ることを要求。ミーアは10時に就寝し、私も11時には床に就きました。キャンパーの中で動けなかった1日。youtube様様の時間つぶしな1日でした。
13日目:
朝、心配しつつ彼の顔を覗いてみると吸血鬼のような白さから脱し、まだまだ咳は出て、ティッシュは手放せなくとも生気が戻った様子。彼自身も体調の回復を感じています。それならロトルアに向かいましょう。
友人宅に立ち寄る前にオイル交換を必要としている我がキャンパー。オークランドに戻るまで無理に運転させるのも酷なので、ロトルアでの交換を予定していました。シャワー浴びてすっきりしてパークを離れ、ダンプステーションで汚してしまったトイレ清掃後、タウポでいつも購入する5枚30ドルのセールTシャツをゲットし、ロトルアに向かいます。
近そうで近くないタウポとロトルア。今日は土曜日、オイル交換をしてくれるお店は13時で閉店と通常より早め。時間に追われてい焦る気持ちも強くなります。いつもより飛ばし気味に運転。その甲斐あって、12時20分に到着。事前連絡していたこともあり、スタッフの動きはテキパキでなんと20分でオイル交換完了。
一仕事終えて、ランチをいただくことに。昨日食べられなかったお寿司を探しつつも、求めているチェーンはここにもなく、他のお店はどこもお値段高め。仕方なくスーパーの出来合いで済ませつつも、美味しいとは言えない味付けにちょっぴり落ち込む私。まぁもともと、外食で悩みに悩み失敗するのはいつものこと。
昼食後、再びスーパーを訪れ、友人宅に持って行く食材選び。変わったお惣菜と好きと耳にしていたので、ブルーチーズにチーズ詰めパプリカ等ちょっとおしゃれなものを購入。今回は温泉に寄らずにまっすぐ到着。
1月に訪れた時初めて出会ったおこちゃま。あれだけ仲良くなったのに、最初はシャイスタート。夕食までには再び仲良しです。そしてクニクニのパイナップルちゃん。こちらは二か月で大きく変貌。名前を呼ぶと走り寄ってきて、お腹を出す仕草はまるで犬。今回は食豚ちゃんとして新たにミニミニサイズの豚さんが一匹加わっていました。
やっと迎えた週末の夜。平日に訪れると翌日のこともあり早めに切り上げていたこともあり、今日はゆっくりできるはず。パスタを作っていただき、持参したお惣菜で花を添えます。
子供が寝たところで大人だけのトランプゲーム大会。夜な夜な楽しみたい気持ちは山々ですが、病み中マイクの薬が切れたようで、再びミーアの咳と鼻水が止まらない状態。しょうがない、ここは無理せず休むことに。
夜、キャンパーに戻る途中、野生のハリネズミが友人宅庭へ。犬がいたずらで捕まえないようにと道を挟んだ向かいの牧場へと逃がします。都会では出会えない経験に気持ちははずみます。
14日目:
夜、ミーアもびっしょりと汗を掻き回復に向かっている様子。ちょっと安心。トイレを借りに家に向かうと彼らはこれから町に買い出しに行くとのこと。風邪を移してはならないと移動をする予定でしたが、彼らの説得もありもう1日ゆっくりと家で過ごさせてもらい、さらに彼らの勧めでお家のお風呂に入らせてもらいます。
お風呂といっても以前は通っていた家の中のシャワー・バスタブは今は冷水のみ。彼らはガレージエリアを利用して独自にお湯を沸かしています。今は外に設置されているお風呂でシャワー、入浴をしています。その半露天風呂への入浴体験。ありがたいとばかりにお言葉に甘えさせていただくことに。
当たり前ですが追い炊き機能はなくまだお湯の無駄遣いもしたくないので、ミーアと二人で入浴。ちょっと狭くとも互いにスペース作れば足も結構延ばせます。久々の湯舟に体を鎮める。「はぁー」と声が漏れるのは世界共通です。
お風呂好きな二人は今回の喧嘩の多かった旅を振り返り、将来のことを語る。楽しい時間はあっという間に過ぎ、お湯もぬるさを覚えてきました。さらに外はシトシト雨。お湯を追加しようと思いましたが、薪が足りずにお湯が出ない。薪を追加したもののすぐにお湯は出なかったので、急いで体と頭を洗い、体が冷える前に部屋へと飛び戻ります。
正午も過ぎて、再びスープで昼食。沢山の食材とお願いしていた風邪薬を持って友人帰宅。彼らはミーアに再びベットに戻ることを勧め、ミーアのお願いもあり私も布団でうたた寝。まだだるさの残っていた私の体もお陰で元気。
しばらくしてから家に戻ると彼らは牧場仕事中。干し草を各動物の部屋に敷き詰めていました。おこちゃまもしっかりとお手伝い。こうやって実践から学ぶ知恵は深く深く体に刻まれることでしょう。
後、おこちゃまと遊び、疲れ切ったところでストレッチ。
旦那さんが自らカスタムしたアンティーク車に乗せてもらい、田舎一本道を高速走行。おこちゃまと奥さんは車から降り、何も知らない私たちにはエンジン吹かして車内煙だらけの刑が待っておりました。いつも新しい体験をありがとうございます。
夜にはおいしい手巻きピタサンドを用意していただき、栄養満点。明日は早朝から彼らは家を離れます。そんなこともあり、9時には就寝希望。8時におこちゃまを寝かしつけ、彼らの知恵をいろいろと教えてもらい、寝る準備もあるので8時半にはキャンパーに戻ります。
折角、週末に訪れたのに気ばかり使わせてしまい、なんだか申し訳なかったです。
15日目:
朝から大雨。こんなに大雨なら朝から出かけるのを取りやめたかなと思いつつも、8時過ぎトイレを借りに家に向かうと中には人の気配がありませんでした。雨にも負けず、旦那さんはお仕事、奥さんとおこちゃまは月に1度の町のお友達宅へと遊びに向かいました。
ミーアは自分らしい体調を認められるほどに回復。9時過ぎ私たちもオークランドへと出発。雨が降り続ける中、牛さんは濡れながら牧場で草食べ。ちょっと心が痛む景色。
雨は止み、晴れたと思えば、また降り。ニュージーランド名物、簡単に変わり空模様に今回も驚かされながらオークランドに戻り、今年二度目の旅も終了です。
最初から終わりまでいろいろと波乱万丈。キョーレツな旅はいろんなことを乗り切る力を私たちに与え、さらにキョーレツに二人の仲を縮めてくれました。
ブログには旅のもっと詳しい状況を掲載しています。
真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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